昼と夜:~ホロスコープ最古の区分法~(いけだ笑み先生)
講師のいけだ笑み先生は、占星術やホラリーの著書も多い、日本の占星術業界では有名な先生です。
ARIではホラリー占星術の録画配信コースをご担当いただいていますが、お話が面白くわかりやすいと評判です。
そんないけだ先生は、錬金術とか、ホラリーとか、ちょっと不思議な世界に魅せられて占星術を極められた方です。
そのいけだ先生のオススメの講義が「昼と夜」「セクト」です。
「未来予測ボタン」で機械的に未来を予測する・・・
というものとは一線を画していますが、そもそも占星術は古代人が空を見上げ、星の位置が移り変わっていく様子と、地上で自分たちに起きることとの関連にパターンをみつけようとしたところから始まったわけです。
地球は自転していて、明るくなったり、暗くなったりを一定のパターンで繰り返します。
そのためホロスコープにも昼間の部分と夜の部分があり、昼のチャートなのか、夜のチャートなのかで、注目すべきポイントが変わってくるんです。
この講座では、その最古の考え方である「セクト」という概念と、読みかたを学びます。
これは、四大元素と並ぶほど重要な概念で、欧米の占星家にはこれを深く研究している方もいらっしゃり、有名な占星家・Robert Hand氏が一冊の本「Night and Day」にまとめて出版もされています。
西洋占星術の根源的な部分である「セクト」とは、ラテン語の ”seco”「切り離す、分ける」を語源にもち、天体やサインを二つの性質に分ける区分方法のこと。
哲学や自然科学などあらゆる知の体系における「二区分」。
陽と陰、+と-、男と女、能動原理と受動原理。
空にある能動と受動は、太陽と月、すなわち昼と夜。
セクトとは、太陽的で昼の性質をおびるものと、月的で夜の性質を帯びたるものとを分ける概念で、性別や吉凶とは別の区分方法のことです。
古典占星術のおもしろさにも触れられる、おすすめの講座です。
再生時間:約90分